京都の光景が着物を纏った途端・・・

 上写真は先月、親交ある山本呉服店の山本会長よりお誘いを頂き、着物を纏い国宝八坂神社と建仁寺の龍巡りの京都初詣「初春を寿く会」での決めポーズ❣ 自画自賛(笑)

 

1月号ブログ記載の通り、リッツカールトンジャパンの社長講演とソニー盛田名誉会長の遺訓のメッセージに強い衝撃を受け、私が20年以上意識し続ける自己テーマの感性の二文字。

 

2024は「感性」を年間ブログテーマにし積極的に新体験へチャレンジし、上質な感動体験・体感の数をどんどん増やし、要因を深堀して徹底的に感性を磨き上げる1年にすると決めました!

 

その中でも衝撃的だった【着物を纏い京都初詣「初春を寿く会」】の出来事をご紹介し深堀してみたいと思います。(丁度、今朝NHK番組で京都の「いけず文化」のステッカーが流行、実はその本質は人への気遣い、深かったことを知ったこともあり)

 

京都は菩提寺のある東山・祇園エリアが好きで毎年神社巡りや散策をしていますが、裏通りは非常に静寂感があり落ち着けて良いのですが、街の中心の四条通は近代的なビルが建ち並び観光客や車の混雑で雑多な光景がいつも目に入り気持ちが落ち着かないです。

 

 それが今回初めて「着物を纏い、茶菓子と共にお茶を一杯頂き、」四条通に出てタクシーに乗り込む際、先のおもてなしの前後で目に入る車窓の景色が違うのです。「雑多な近代ビルや車や人が消えた!」ちょっと大袈裟な表現ですが、脳の中でフィルターが掛かったかの様に目に入らず気にならないのです。ビックリ!!! 「目に入るのは東山と八坂神社の鳥居と着物姿の人だけ」

不思議な初めての体感です。 なぜ???

前後の相違点 以下3つ

1.山本呉服店サロンで着物に着替え(纏う)

 以下は山本会長からの学び、ここにも要因!

  ・和服は布(絹)を纏う※

  ・洋服は3Dで裁断可能服を着る

※纏う:包まれる体感(安心感/芯が立つ/下腹に力が入る/顔が下向きから前向きになる)

 

2.着物着にて茶菓子とお茶を一杯

 美味しいお茶で一息というだけではなく、その日の茶菓子に込められた時節の店主の想い、気遣いを体感。また茶の作法に込められた作り手と飲み手の相互で相手を想う気持ちとやり取りを学び体感。

 

3.自分自身での思い起こし

 昨年末に徳川家康が平和と幸福を高める為に茶の栽培と茶の文化を日本中に広めたことや、数々の歴史舞台の折衝・交渉・講和等において、茶が大きな役割・貢献していた事実を思い出しました。その中で茶の直接的効能のみならず、茶道における気遣い・おもてなし、人と人の想いの交換と信頼確認、相手のレベルも読み取る、そして空間、時間の体感と共有・・・深い‼

上記の後は着物を纏ったまま、国宝八坂神社(龍)へ初詣→京料理でお腹も心も感動→建仁寺でも龍巡り→着替えて京都駅でやっぱり「阿闍梨餅」! 手に持って帰路へ

 

 凄い新体験・感動体感の一日でした。

 皆様も一度着物姿でお茶とお参り、京都散策チャレンジ‼ おススメです。

 実は誰と回るか、誰と出会うか、も大切かも

 

最後に 私の深堀り

 私が観た街中の光景、その違いは視覚~情報処理変換・・・脳内の過程で何かが起こったはず。

上記のプロセスにおいて心と体の変化、仕事でも問題意識の有無で見える情報、目に留まる言葉や映像が増えてヒントや役立つことは良くあるが、色々なヒラメキも脳のリラックス状態で有無が変わるのも・・・、心(意識)の在り方や余裕度のコントロール次第で、脳を通じて自分が見える景色・情報が変わる、不要なものは見えなくなり重要なものが見えてくるならば、これは役立つ! 先ずは日頃のお茶と毎週届く花の活け時間を大切にします! 

 

 アレンジいただいた山本会長、一緒に楽しく過ごせた仲間の皆様、ありがとうございます。