徳川家康から学ぶ その2 リーダー像

 皆様こんにちは、大河『どうする家康』も終盤ですが、秀吉に「江戸への領地替え」を命じられた回では家康の家臣への向合い方や感謝の気持ち、そして忠臣との強固なつながりの映像シーンが大変印象的でした。

 

 更に関ケ原の戦いにおける様々なシーンでも、勝因の小早川氏の寝返りですが、その要因の一つとして「家康の家臣への向き合い方や土量の大きさ」のリーダーの器が勝敗を分けたシーンがありました。(諸説ある・・)

 

 

 初夏に静岡大学名誉教授・文学博士、岐阜関ケ原古戦場記念館館長、大河ドラマの時代考証でもある「小和田博士」の講演を受講しました。その学びと『どうする家康』の最近の物語を重ね合わせて、リーダー像の人材観と人材育成の秘訣を整理してみました。

 

以下、お役に立てば幸いです。

尚、自分が出来ている訳ではありません!(笑)

 

 

※以下は小和田氏講演より「家康の生き方から学ぶこと」

※※「徳川実紀付録十八」より訳抜粋

 

1.人を生(活)かして活用した家康

  「信長≠家康の最大の違いは部下を許す活かす(適材適所)」

 

  「私心を捨て自分の好みで部下を選ばず、人の長所をとれ」※※

2.家康の人材観と家臣との向き合い方

  「宝の中の宝といふは人材にしくはなし」※※

  「部下の進言を聴く耳(苦言を受け入れる、土量の大きさ)」※

     そのルーツは三方ヶ原の大敗、家臣が命がけで家康を逃がすシーンは記憶に新しいですね。

 

 私は出来ているか? その土量はあるか? 自問自答する所で「笑顔か」「ちょっと苛立った際は、一度深呼吸して、この部下がいなかったら今の自分は?」と考える様にしています。

 これもまだまだ修行中ですが

3.タイプの違う家臣を組み合わせる妙

 

 35年前にマレーシアでの尊敬する上司から頂いた教え「強い組織はそれぞれ尖った異種の人材集団にすること。」

「マネジメントは大変だけど、面白い、自分も成長できる」その言葉に重なる。

以上 (参考:小和田哲夫博士 講演より)

上記3つはシンプルで当たり前のことですが、易経でも同様な教えが伝承され、また日本の長い歴史も実証済み。

と言うことリーダーの心得の極意中の極意!として軸に据えて意識と行動をして行きます。