今月、私が地元のホームセンターで遭遇した印象的な出来事をきっかけに、社会や消費への影響度を増してきている人気のYouTuberの動向から、モノづくり企業の商品開発やマーケティング、事業運営の今後の注目点や成功共通要因、成功の法則を私なりに紐解いてみたいと思います。
取扱商品やサービス内容・対象消費者層により相違はあると思いますが、行き着いた解の本質は共通で同じでした。
何か一つでも、皆様の振り返りや課題解決の参考になれば幸いです。
今回・次回のブログ振り返りテーマ
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消費者(顧客)目線 と 消費者接点
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<危機を乗り越える3本の矢の一つ>
【消費者との接点を増やすこと】
(ITOCHU創業者の格言より)
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- 最初に、背景について少し
若年層のTV番組視聴のNetシフトは周知の所ですが、コロナ過の自粛生活環境がきっかけで、今や50代までその傾向が広がってきているとのマスコミ記事を目にします。
実際に50代後半の私自身も、昨年のTV買換えと古いTVでも簡単にNet番組が視聴できるファイヤースティック購入を切っ掛けに、今は「Net系」の方が「TV放送系番組」よりTV視聴時間が長いですね。
その拡大要因は視聴スタイルの便利さに加え、Net視聴機器の普及や操作性向上、特にサブスクの見放題もYouTubeもコンテンツの種類が多彩で豊富、内容もYouTuberの企画~編集の制作ノウハウが向上し、レベルが上がったことが大きな要因と考えます。質の良し悪しの別課題はありますが… Netシフトは今後も加速しますね。
そのNet動向で着目したいのが「YouTube番組/YouTuber」と「消費」との関係性です。
私自身の体験談ですが、今年に入り趣味関連のYouTube映像を視聴して欲しくなり購入した商品が多数あります。
今では趣味のDIYとキャンプの道具購入のメーカー機種の選択判断は信頼する2・3名の「YouTuber」の動画チェックが必須ルーティンです。
特に趣味趣向の商品・サービスでは、消費牽引する30代・50代も「YouTube番組/YouTuber」の影響度は益々高まると実感!
- 本題 人気・影響の共通要因 その1です。前項の背景を踏まえ、先週の休日に地元のホームセンターの売場で遭遇した出来事から、人気YouTuberの方々で登録者数と再生回数、その継続傾向も含め色々調べてみました。その人気継続や影響の共通点、本質を振り返ってみたいと思います。
人気・影響の共通要因 その1
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消費者(顧客)目線
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先に述べた私が信頼するキャンプ用具の評価動画投稿で人気YouTuberの一人で「FUKUさん」という愛知県の方がいます。著名人でもないのに今では登録者数は21万人、投稿内容によっては160万回再生、毎週の投稿で平均80%程度の視聴回数で継続アクセスされている点が凄い!
その人気の所以は「キャッチも巧いですが、一般消費者の目線で客観的平等に各種メーカーを実検証し、丁寧で穏やかなしゃべり口調…共感」 この背景はモノや情報が溢れる成熟時代だからこそで、スペックや説明書を語っているYouTuberではなく、消費者目線で自分で使って実体験の検証コメントが彼の信用を高め、自分達と同じ目線で分かり易く語ってくれている姿勢が消費者に響いているのだと考えます。(良かったらYouTube「FUKU」で検索して見てみて)
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FUKUさんの投稿影響と思える出来事に遭遇!
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3週間前にDCM(中部圏のホームセンター流通)のキャンプ道具箱とキャリー台が投稿されました。その時、私も視聴して買いたくなりました。
そうしたら、投稿の翌週にはDCMカーマの3店舗のキャンプ用品特設売場のエンドコーナーにその道具箱が展示されているではないですか!
私はその時は下見で終わりましたが、結局先の土曜日に道具箱をカーゴに入れてしまいました。
(写真下部に写っている箱がそれ。他の道具類はYouTuberの影響で買っちゃいまいたー! 他にも多数…)
そして、その翌日にDIY用品購入ついでにその売場へ寄ったら、
あるご夫婦が、「FUKUさん投稿」で紹介した道具箱とキャリー台の組み合わせ方法を試しているのです。
「そのシーンがYouTuber映像と全く同じ!」
実は全く同様の光景を別の商品で別のスポーツショップの店頭で遭遇しました。私の目の前で若いご夫婦がその良さを語りながら、ある評判のキャンプのクッカーを手に取られたのです。残念ながら店舗在庫最後の一点、私は購入できず(未だに品薄で入荷せず)。
その2回の出来事がきっかけで登録者数の差や再生回数の差分分析の視点で人気YouTubersの投稿を多数見ながら色々分析してみました。改めて人気 YouTuberが消費者の購買動機とメーカー商品選択に与える影響、そして人気YouTuberや再生回数の高い投稿内容の共通点から、商品開発・販売と事業運営の成功要因を紐解いてみました。
それが、
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消費者(顧客)目線
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既知の事と存じますが、身近な直近の出来事から本質をさかのぼって行きついた起点は やっぱりここ❣
その1の結論
Netで一般消費者側の情報発信で「他メーカー含めた総合比較」と「消費者目線の実検証」の情報の影響力が高まっている。
ということは…
結局メーカーが一番重要視すべきことは、信頼を削がない品質確保は大前提で、消費者目線での「困った、あったら良いな、こんなことができるんだ」の解決や「新たな気付きで感動」、そして「他社にない顧客に響くこだわり」の商品開発や改良に力を注ぐこと。
それが更に重要‼ そう確信した出来事でした。
先ずは皆様の振り返り整理の機会になったなら嬉しいです。
人気・影響の共通要因 その2 事業成功、危機回避のカギは… 次週のブログでご紹介します。
ご覧頂きありがとうございます。