先ずは先月の台風豪雨で亡くなった方々に対し追悼の意を表します、また被災された方々の早期復興を心より願っております。
被災でブログとフェイスブックの掲載を自粛しておりましたが1ヵ月間の区切りを終え再開致します。
さて、これまでイギリスのシンクタンクNEF調査で何度も地球幸福度1位に選ばれた中米の小国[コスタリカ共和国]
そのコスタリカの駐日大使館&貿易推進機構よりご招待を受け9月に仕事ですが幸せの秘密探しと充電兼ね出張してきました! 自分の名前も[幸一]にて何かの縁→思いきって✈(^^)
滞在期間では秘密探しの場面を都度フェイスブックにアップしてますので是非ご覧頂ければと思いますが、ブログでは地球幸福度が高い要因を内的要因である人に着目して私見をまとめ共有します。
コスタリカ共和国は中央アメリカにある民主主義国家で日本の九州と四国を合わせた面積、人口:約500万人未満、緯度はタイやインドと同じでも首都のサンパウロの気温は標高1200mの影響で年間通し日本の軽井沢に似て涼しい。スペイン語圏、世界の旧スペイン領の国の多くにみられる階級社会の格差は少なく国民全体の識字率や大学の進学率の高さからも教育レベルが非常に高い国です。教育もユニークな内容なのでVOL.3で紹介予定
今回、VOL.1テーマは格差が低く教育レベルの高い社会制度の根源であり地球幸福度1位の最大要因のストーリーです。
それは70年程前に今でも英雄と称されるホセ・フィーゲーレス氏が内戦に勝利し、1948年に軍隊を解体した際に軍事予算を教育・医療、環境保全に分配することを決めた。それ以来コスタリカは何度も難関を避けて中立国を堅持してきました。
私はフィゲーレス氏が軍隊廃止宣言した際の「兵士よりも多くの教師を」というスローガンに凄い感銘を受けた。
コスタリカ憲法に「GDPの8%を教育費に充てる」と記載があり大学までの無償教育が実現されています。
更に国民皆保険を整備して社会保障も充実させた「兵士より多くの教師を」の改革がそれまでの階級社会を変えた!
その奇跡を起こした政治家がいた! そして その政治スタイルを強く支持し自分の誇りとしている国民がいる。
非武装・中立国を堅持する平和主義が金と心の面で地球幸福度1位の根源であり現コスタリカ社会の礎である。
勿論その後の70年間の中で綺麗毎では済まされない外国からの威圧や侵略事態があったそうです。そのたびに国連や各国への外交努力で平和主義を堅持して難を逃れてきたとのこと。
では、今の日本、これからの日本はどうでしょうか?
高齢化で社会保障費が増加する社会問題、災害対策予算の確保・・・ なのにトランプ大統領の圧力で軍事費が年々増す一方、世界でも貴重な平和憲法第9条を有する日本は何をすべきか? 日本人は将来にむけ今何を優先するのか?
コスタリカ国の最大の特徴は平和国家で環境先進国であること。その根本は国民意識に根付く「今を大切にする生き方」と「子供達の将来を一番に」その思想というかポリシー。持続可能社会の形成(サステナティビティー)の実行力は長い年月を掛けてきた非武装・平和主義の徹底による軍事費の他利用と教育制度の好循環から生まれている。大変学ぶべきことが多い国です。
私自身、コスタリカの地に立って感じたことは自然の恵みの水も食も豊か、中流層が多い平等社会、平和‥等、コスタリカと日本は類似点が多数あり両国の親和性は非常に良いこと。今後はコスタリカ共和国との交流や事業を通じて地球幸福度1位の本質的な要因や施策を継続勉強していきます。今は何がどう役立つのか模索中ですが、何か日本や世界の人々の幸福へつながるモノ・コトがコスタリカと出来ると信じて進んでみようと考えています。これからも応援の程よろしくお願いいたします。
興味あれば以下YouTubeクリック! 『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』予告編
https://www.youtube.com/watch?time_continue=94&v=pnxGYapjZME&feature=emb_title