こんにちはトゥモローブレイン北川です。
今週のブログはちょっと振り返り「今さら聞けないマーケティング用語」のVOL.1です。また、私のライフワークである「顧客の琴線※に響くモノづくり・コトづくり」解説にもつながります。(※琴線(キンセン))
さて皆様、考えたことありますか?(チコちゃんっぽくなりますが…)
『お客』と『顧客』の違い?
それを明確に言えますか?
実はこの質問に的確に答えられるか否かでプロのマーケティングマン・商品企画マンか否か?を判別されます。また人物判別できる裏技なのです。
この質問でよくある回答は
・「お客」は世間一般大勢の人、「顧客」は狭い範囲の人でお客様
・「お客」は店に来てくれた人、「顧客」は商品を買ってくれた人
私はセミナー・研修の一番最初に「顧客」とは?の定義付けを全員で共有します。
それは商品開発の企画・マーケティング・販売の戦略戦術、コンセプトの策定の起点だから。
マーケティングを学んだ方は売れる商品の一番のカギが「ターゲットは誰か?」のコンセプト設定であることは周知のこと。私の場合、その指導の際は必ず「顧客ターゲットは?」と顧客を文頭に入れて問いかけをします。
では、この『顧客』とは何を指すのか?
私の指導の秘訣でありますが、『顧客』を日頃から意識して言葉を使い分けているか否か、フォーカスしているか否かが商品開発の成果=天国と地獄(少々大げさ…)の分かれ道なので今回ご紹介することにしました。
私の解答(定義)は、
『顧客』とは “商品・サービスの購入選択決定権の保有者” を指します。
例えば、TVを購入目的で店に来店された「ご家族」という単位は顧客でなく『お客様』です。顧客とは、『どのメーカーのどの商品にしようか選択決定する人』のことです。それは家電に詳しい夫である場合もあり、若しくは家庭内における力関係でも変わってきますね(笑)。また私は「お財布を握っている奥様」のことを『最終承認者』と表現しています。
皆様、商品企画・マーケティングの成功の秘訣 今さら聞けない用語解説VOL,1
今日から『顧客』と『お客』の言葉の使い分けを強く意識して言い分けましょう!
これを語れるとカッコいいし、この意味を心から実感できたらプロです。
公開しちゃったので、マーケティングやコンサルのプロ見分けの裏技としては無効化するが、しばらくは使えると思います(笑)。
最後に締めの用語解説です。
『琴線』(キンセン)とは、人の感動・喜び・満足を感じるポイントを意味します。
『顧客の琴線に響くモノづくり』の当社の支援方針フレーズに繋がっております。実は前職の音楽CDやハンディカムを世に送り出した、大賀元社長が語られた言葉であり、商品企画時代に鹿井元副社長直伝の受け売りなんです。
前職で学んだDNA伝承の一つであり、私のライフワークであり、弊社の基本方針の文言の経緯なのです。