さて、先月コカ・コーラの観光スリムボトルの投稿・記事から「コカ・コーラの動きは変って来た。顧客目線のマーケティング手法を取入れている誰かがいる。」これは業績向上すると確信を持ちました。それから素直にコカ・コーラをベンチマークし素直に学んでみることにしました。そうしたら今度は自販機の管理面でも差を発見!!
それが先週末にフェイスブック投稿した”コカ・コーラから学べる!”上写真の隣接配置4台の自販機比較。写真左・上から順に〔アサヒ飲料〕〔伊藤園〕〔コカ・コーラ1〕〔コカ・コーラ2〕の自販機。
ここは飛騨高山への高速道路途中SAです。皆様が外国人旅行客の立場でフランスやドイツに旅行に行った気持ちになって「せっかく飲物を買うなら、どの自販機を選択しますか?」
分り易い様に〔コカ・コーラ1・2〕自販機のボトル陳連窓右に張り付シールを拡大(写真下)。
私は左・最初から3番目〔コカ・コーラ1〕、売上ダントツ予測!
注目したのはPOPの量や電子マネー対応ではなく陳列窓右の購入手順と絵でコイン投入枚数ご案内シールです。
重要なのはその理由や目的の考察です。
「外国人にとってコインの計算が分かりやすい」のシンプルな回答も正解です。 但し、それで終わると「もったいない」です。
このシールで各金額毎に一目瞬時に各コインの形状・色・投入コイン枚数絵の工夫。以下に深堀り推察してみます。
★深堀1:CMを見たことない日本語が読めない外国人視点では「どの自販機のどのドリンクが良い?、何が違う?」ドリンクの内容を判読できない!なんとか形と色で創造できる違いだけ。要は、日本語読めない方は選択ポイントがドリンクの中身よりは購入しやすい自販機で購入することがファースト。購買行動の判断基準や順序が変わる可能性あり。
★深堀2:「コインに数値が記載されているから大丈夫でしょ」・・しかし、それが日が暮れた夜間帯ではコインの数値は読めるでしょうか?更に私の様に老眼や白内障の傾向(50代以上)の外国の方は暗いと読めない。
★深堀3:注目して欲しいのはここはSAの自販機であること。大型バスで何十人も一気に降車し、一斉にトイレ休憩。短時間で大勢がドリンク購入となれば回転率、購入スピード=売上高&顧客満足度。一人当たり1本30秒の購入時間と仮設すればほんの10秒のコイン選択の戸惑いが大きなロス。また、コインを順番に入れて最後にコインが1枚足りなーい!お札で再度・・・あるあるですよね。
日常の中でも、視点の軸を切替えながら創造力を働かせて観察すると、モノやサービスの商売で改善の工夫やアイデアが見付かります。商品企画の顧客視点の目(脳内ネットワーク)が発達してきます。
コカ・コーラ観察シリーズ、次回お楽しみに! 御礼に毎回購入してますのでコカ・コーラさん勝手な評価お許し下さい。
★最後に役立つ宣伝一つさせて下さい。
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